I am a native Japanese speaker teaching Japanese in a university somewhere on this planet. This blog is usually written in English, but sometimes Japanese and Chinese appear. Please don't care what you cannot read. They are for my students.
① 教える側が「~て/で、」を使えば何でもつなげられると学習者に思わせている可能性があります。「~て/で、」万能主義みたいなものです。
② 学習者では、使える接続助詞が「~て/で、」だけの人も多いようです。
② 接続助詞には順接と逆接の区別があることを教えず、わかりやすい順接の接続助詞だけ教えて、逆接の接続助詞は後回しか教えないままになります。そうではなく、みんなの日本語の25課のように、順接「たら、」と逆接「ても、」を対比させて教えるなどの工夫が必要です。
2.前回の復習
① 動詞、イ形、ナ形+様態「そうだ」の接続
・「よい」「いい」「ない」+そうだ
・「かわいそうだ」は意味が違うナ形容詞です。
① 謙譲語は自分や身内の人の動作をへりくだって表現して、相手の人に敬意を表します。
② 尊敬語を使うところに謙譲語をつかったり、謙譲語を使うところに 尊敬語を使ったりしないように 注意します。
③ ビジネスメールは 紙のビジネス文書に比べて、儀礼的な面では 簡略化しますが、受信者に対して思いやりの気持ちを持ち、文面にそれを表 現することも大切です。
乙さんの答え方は次の2通りあります。
① 日本の首都は東京です。
② 東京が日本の首都です。
今回のクイズは①を使っています。①が「は」を使い、②が「が」を使うことの理由は、よくある「新情報・旧情報」で説明すれば次のようになります。
① 乙さんが「日本の首都」を主語にして答えるとき、この「日本の首都」という言葉は、その前の甲さんの発言にすでに現れています。したがって、旧情報の「は」を使って、「日本の首都は~。」と言います。
② 乙さんが「東京」を主語にして答える時、この「東京」は、その前の甲さんの発言にはありません。そして甲さんの意識にはなかった言葉です。ですから新情報の「が」を使って、「東京が~。」と言います。
一方で、学問的裏付けは分かりませんが、私が説明する場合は以下のように言うこともあります。
① 「日本の首都」の説明をしますから、「は」を使います。
② 東京1つを取り上げて、日本の首都だと特定しますから、「が」を使います。
今回、不正解のB「が」は少なかったです。「は」と「が」の使い分けが身についていると、いいのですが。
3.助動詞概論
① 助動詞は、用言と体言の後ろにつく言葉です。
[4自立語+助動詞]の接続を学びましょう。ここで、4自立語とは、動詞、イ形容詞、ナ形容詞、名詞のことです。
② 助動詞は 活用します。
③ いろいろな意味を添える機能があります。
受け身、可能、使役、丁寧、希望、打ち消し、断定、過去、完了、推量、意思、たとえ、例示、推定、伝聞、様態など。