Quiz Answers; Japanese Business Manner on the 3rd week
3年生:商務礼儀実訓:第3週のクイズの解答
正答:A
日常業務をきちんと処理していくためには、いつまでに何をするかの目標が必要である。目標を立てるのはそれだけでなく、業務改善に向けた目標、それから自分自身のキャリア形成に関わる目標を立てなければならない。そのためAが間違っている。特に自分のキャリア形成については、会社からいつまでに何をしなさいと言われるよりも、自分自身で計画し、実行しなければならない。
正答率は83%だった。誤答の選択は ばらついた。
正答:B
これらの換算式を現時点でおぼえておく必要はない。もちろん、会社に入った時点で、自分の仕事によく使う単位の換算式をおぼえなければならない。このクイズで必要なことは、それぞれの選択肢の換算式が正しいか数字を調べることではない。このようにいきなり無茶な問題が出たときは、問題の意図を見極めなければならない。わざわざ1フィート(feet/foot)と書いてある。爪先からかかとまでの長さが60センチもあるはずがない。
正答率は61%だった。誤答はほとんどAだった。1インチは2.54cmであるから、10cmは3.94インチである。そのため、「10cmは約4インチ」というのは誤りとは言えない。
正答:C
間違っている選択肢を選ぶこの問題は、とても簡単である。法令順守を犠牲にしてはならない。
正答率は96%だった。
クイズの4問目は教科書34頁の演習問題3から問2を出題している。問題文は多少変えているが、そのままブログに掲載できないので、各自教科書を参照すること。
正答:C
一見して分かることは、乙さんが毎月貯金する額のほうが、甲さんの毎月の貯金額より大きいということである。乙さんが貯金を始める時点で、甲さんはすでに1年分の貯金があるから、この甲さんの貯金額に、毎月の差額の積み重ねが達する月数を計算すれば良い。
甲さんの1年間の貯金額(=乙さんが貯金を始める時の甲さんの貯金額)=5,000×12=60,000[円]
毎月乙さんが甲さんより多く貯金する額(=毎月貯金額の差)=7,500-5,000=2,500[円/月]
差額の積み重ねが甲さんの1年の貯金額に達する月数
=60,000[円]/2,500[円/月]=24か月
正答率は50%だった。問題が難しくて分からなかったのか、あるいは日本語が難しかったから問題が分からなかったのか、分析できないので、この正答率からは何とも結論できない。誤答はAが多く、回答者全体の43%がAと答えた。
Aと回答した人の計算は、甲さんの1年間の貯金額6万円を、乙さんの月あたり貯金額7,500円で割って、8か月としている。しかし、甲さんが1年で貯金をやめたとは書いていない。乙さんが貯金をスタートした後も、甲さんは貯金を続けているのである。その条件下で、乙さんの貯金額が甲さんの貯金額に追いつくのは何ヶ月になるのか算出するのが、この問題の意図である。
正答:D
定価の70%の値段で売ることを7割折りとはいわない。3割引きと言う。
正答率は68%だった。誤答はBが多い。速度、距離、時間の3つの関係について、別のスライドで説明した際も、学生はあまり理解していないようだった。また、単位の書き方を見れば、計算方法が分かる旨説明したが、Bを誤答とした学生が多かったのは残念である。
本日は午後のクラスの時間と、日本語能力試験のN1の申し込み開始時間が重なった。申し込み順の受付なのか分からないが、開始時間ちょうどから申し込むために、途中でオンライン授業から抜けた学生が多かった。オンライン授業に参加できなかった時間を後で自己申告させたところ、申し込みには おおむね15分程度かかったようである。
本日の授業内容はビジネスにおいて必要とされる基本的な計算についてだった。教科書にあることに加えて、教師の社会人としての経験から必要と思われる事項を説明した。午前のクラスではほぼ時間どおりに進行できたが、午後のクラスでは遅れ気味になった。内容は同じであっても、1回目は時間どおりに進行するが、2回目は遅れ気味になりやすいように感じている。学習者の特性か、教える側の気の緩みか、いずれにしても2つのクラスに対して不平等にならないように配慮したいと思う。