<個人的なログです>
■ 個人授業1:2時間:教材「できる日本語 初中級(黄色)」
学習者の都合によりお休み。こちらも風邪をひいたので、正直、助かりました。
■ 個人授業2:2時間:教材「Genki I」13章
教材および教案作成に7時間。私個人が教えている学習者ではないので、授業の詳細は省略。
■ 個人授業3:1時間半:教材自作だが、みんなの日本語の練習Aに準拠
1回:教案・教材作成は9時間。正味83枚のパワーポイントを作成。PPTの中身は1)お金などの数字の数え方の復習。2)語彙導入。3)「これ/それ/あれ」のメカニカルな練習。4)できる日本語初級1-1から会話の一部。4)は以前の未消化分であり、再使用。したがって、これでも時間がかからなかった方だろう。語彙導入やメカニカルな練習では、パワーポイントの持つ圧倒的な力が発揮されたように感じた。「こそあ」練習は、前回はできる日本語の別冊のイラストを使用したが、使いづらさを感じたので、今回は自分でイラストを描いた。学習者は思ったより「これ」と「それ」の切り替えが上手くいくようだった。会話スクリプトをだんだん穴あきにしていく所では、ついて来られなくなるのではと予想していたが、思ったより台詞をおぼえていた。
2回:教案・教材作成は10時間。正味67枚のパワーポイントを作成。PPTの基本的な骨格は、前半は場所のこそあである「ここ/そこ/あそこ」の定着をはかる練習、後半はみんなの日本語3課の会話、マリアさんがワインを買いに行くスクリプトでの聴解。新語導入は前半後半それぞれで実施。前半は、名詞述語文の形式での存在の表現なので、3課にある存在の文型も導入。「ここ/そこ/あそこ」の練習にはできる日本語の別冊の絵を使った。5頁の第2課、1どこですか、四角2-1①のエレベータの絵が、学習者にはトイレに見えたようであるが、エレベータには3人乗っている絵になっている。思わず”Looks like three genders”と言ってしまったが、場合によっては不適切発言かもしれない。学習者は眠そうにしており、記憶力が鈍っているのか、新語を繰り返し登場させてもなかなかおぼえなかった。後半の会話の方は時間が足りず、十分にはできなかった。みんなの日本語初級Iの3課の会話には、まだ動詞文をやっていないのに「Vテください」が出てくる。会話の状況から、さほど難しくもないだろうと思っていたが、まだ名詞文しかやっていない学習者にとってはウルトラスーパー不可解だったらしい。
■ 個人授業4:2時間:初回のため様子見
正味164枚のパワーポイント、というと大げさに聞こえるが、学習者3のために作ったものをつなげただけであるので、微調整を含めても教材教案作成は2時間弱で済んだ。こんな所に個人情報は書けないが、上記の学習者1、2、3とは異なる学習者としての特性を有しているので、貴重な体験をさせていただくことになった。ひらがな、カタカナはほぼ読めるが、文法をどれだけ体系的に学習しているかは確認できなかった。今後じっくりお付き合いしたい所だが、お互いのスケジューリングがうまく行かないようである。