商務礼儀実訓の授業記録:第9週

The following is a log of my teaching in Japanese language class in a university

教科書:外語教学与研究出版社「日本商務礼儀教程」2017.6
この教科書は日本公益社団法人 全国経理教育協会主催 社会人マナー検定試験指定教材をこちらの国の中で教科書として出版したもののようである。

第9週1回目
A組:10月26日(月)15:25~16:45(日本時間16:25~17:45)
B組:10月29日(木)9:50~11:10(日本時間10:50~12:10)

授業内容:第3編 ビジネスマナー
第7章 文書類の受取と発送・他
第8章 ファイリング・他
<1> 用語クイズ(指名)
<2> 前回の復習クイズ(指名)
<3> 本日の内容:文書類の受取と発送・他
  01 受発信文書の取り扱い
  02 はがき、手紙、特殊郵便物
  03 さまざまな配送サービス
<4> ファイリング・他
<5> 期末試験について

以下に、第9週1回目の授業中に出題したクイズを示す。

解答
1問目:B:定形郵便物は定形外郵便物よりも料金が安い。経費節減のために、折りたたんでよい書類なら、定形封筒に入れて送るという工夫もあるだろう。
2問目:D:十分な時間的余裕を持って、早めに会議会場へ行くこと。行ってみたら机の並べ方がいつもと違うなどということはよくある。
3問目:B:会社内のデータは持ち出してはならない。会社と自宅の途上でUSBメモリーを紛失してしまったら、取り返しのつかないことになる。Cには注意が必要である。なぜ隣の部のA君が聞いてくるのか。もしかしたらA君は外注予定額を社外に漏らすかもしれない。同じ会社の人であっても情報を漏らしてはならない場合がある。
4問目:C:業務で行くことと、私事で行くことは、はっきり分けるべきである。行きたい観光地があるなら、休暇を取って私費で堂々と行けばよい。

以上の解答解説は筆者の独断と偏見によるので、上記を利用した場合の結果について、一切の責任は負いません。


第9週2回目
A組:10月27日(火)7:55~9:15(日本時間8:55~10:15)
B組:実施しなかった。

授業内容:
7:55 授業開始・出席記録
8:00~8:10 詩の選択、読めない字を辞書で調べる、朗読の練習、この間に作文の課題を提示
8:10~ 詩の朗読の個別発表。ランダム指名する
      一人3分以内 ✕ 20人 = 60分
      作文も朗読も終わった人は自習すること。
9:10 アンケート1問を画面表示
9:10~9:15 原稿用紙の余白にアンケート1問の答えを記入して写真に撮る。それをDingtalkで送信する。

1.詩の朗読
あらかじめ、Dingtalkのクラスの掲示板に詩を5編掲示した。
(1) 吉野 弘 「生命は」
(2) 黒田 三郎 「僕はまるでちがって」
(3) 新藤 凉子 「遅い」
(4) 新川 和江 「名づけられた葉」
(5) 石垣 りん 「幻の花」
10分間の準備時間を与えたのち、一人ずつ朗読させた。うっかり誰が何を選択したか記録するのを忘れたが、(1)と(5)が多く、(2)と(3)を選んだ学生がわずかいた。(4)を選んだ学生はいなかった。

2.作文
掲示板に読む題材をアップしたが、だれも、それを読んで感想文を書くことを理解しなかった。終了時に写真での提出を求めたところ、全員が上記の詩の感想文を書いていた。教師の指示ミスであった。なお、最後まで学習者をつなぎ止めるために、終了時にアンケートをした。私の商務礼儀実訓の授業が分かりやすかったかどうかを問うたものである。
1=とてもわかりにくい、2=ややわかりにくい、3=ふつう、4=まあまあわかりやすい、5=とてもわかりやすい
このアンケートはホワイトボードに書いて画面表示する予定であったが、Dingtalk上でカメラが機能しなかったため、すべて口頭で指示した。2回繰り返して言ったにもかからわず、ほとんどの学生はアンケートの答えを提出しなかった。このことから、音声だけではまだ理解できない段階であること、教師からの指示はそれを考慮に入れて、より確実な指示方法を採らなければならないということが分かった。

Dingtalk上でカメラが機能しないことは致命的である。2、3日機能して、それから機能しない状態になることが多い。こちら側でカメラのON/OFFの操作は一切していないので、バージョンアップのたびごとに、使える状態と使えない状態が交互に発生するようである。この日、それまで丸い形だったID画像が角の丸い四角に変更されていたので、このバージョンアップの際にカメラを認識する機能がOFFになったのだろう。

この後、期末試験の代替としてのレポート提出について学生に指示を出す予定である。ともあれ、週2回・9週間の講義は終了した。日本で20年以上社会人として働いた筆者にとって、この教科はある意味ではやりやすいものであったが、しかし、日本語教育に携わる者が、この内容を教えることには疑問がある。あくまでも日本語を教える目的で教師をしているのであり、どうすれば学生の第二言語習得が効果的にできるかを日々検討している。日本のビジネスマナーを教える中で日本語力もつけられるようなことが教科書に書いてあるが、やはり、それは別にするべきものだと思う。もちろん、上級になるほど、有意味・内容重視の言語活動をするべきだ。しかし今回担当した学生は、そのレベルではなかったと思う。この教科は筆者が担当しても、脱線することが多いし、教科書の足りないところが目につくばかりである。こちらの国の教師が担当すれば、教師自身の勉強になるだろう。

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